ビジネス書しか読まない男のなろう小説ランキング 〜一位にはプレゼント送りつけます〜

なろう作家がいいなと思ったなろう小説をランキング形式で紹介します。広告収入を元にして、受賞者には何かしらプレゼントします。時々自分の小説の宣伝もします。

【2019年6月】第三回 オススメなろう小説 レイティ杯 結果発表

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こんにちは。岡春レイティです。

最近、自分の小説の話が進まなさすぎてンンッてなってます。

地の文とセリフのバランスってほんとむずかしいですねぇ。いやはや。

 

今回は45作品の応募をいただきました。ありがとうございます。

 

全てに目を通したので、さっそく結果発表に移りましょう!今回は特別賞も三つあります。

※評価ポイントや感想は一切見ておりません

 

 

第3位:『呪文唱えたら杖からジャガイモが出てきたんだけど!?』作者:せかけ


アイデアは形にしてこそ価値がある、この作者さんの作品からはいつもそんなメッセージ性を(勝手に)感じています。よくこれで書き上げたなぁ……w


会話のテンポが良くて気持ちよく読めました。これは見習いたいポイントですねぇ。


あとセリフが少ないのに女の子が可愛い。なんでだろ、魔法かな。


「魔法使い……いや、ジャガイモ使い」はパワーワードすぎました。ほんと好き。

 

 

第2位:『聖剣さんはけっきょく今日もハミングを口遊む』作者:荻野路為


これ、面白いですねぇ。1話完結なのも今の時代に合っている気がします。

なんかのんびり読めるのがいいなぁって思いました。


話が異世界版徹子の部屋ですね。これは新しい。

あれも徹子さんの圧倒的なキャラクターがあるからこそ、ゲストが魅力的に映るんだと思いますが、この作品にも同じものを感じました。


フォーマットが完成されてるので、もう他の作品とどんどんコラボしていけばいいんじゃないかと思います(笑)


これからも楽しみにしています!

僕も聖剣さんと話したいですw

 

 

第1位:『How are you 知らんけど海外で暮らしてみる』作者:M!nami


作者さんご自身のワーキングホリデー経験を基にした小説、内容はタイトル通りでした。


これは読んじゃいますねwww

一気に全部読んじゃいました!こりゃあ面白い。


実体験ベースというだけあって話のディテールがいい。


たとえば、玄関みたいな仕切りがなく、扉を開けたらすぐに部屋だから靴は扉の近くに置いておく、だとか。

バスタブが経年劣化してて入る気にならない、だとか。


こういうちょっとした描写一つですごく臨場感が出るんだなぁとビビらされましたw

僕が書いてる小説は異世界ものですが、このやり方は絶対取り入れたいなぁと思いました。


荒削りな文章も味になっていていいですねぇ、話数を重ねるごとに上達していくのが嬉しいような寂しいような……。


いやぁ非常に勉強になりました。続きがむちゃくちゃ楽しみな作品です。普段異世界ものしか読まない方にこそ読んでほしい。おすすめ。

 

 

という結果でした。

一位のM!namiさんにはAmazonギフト券500円分をプレゼントします!おめでとうございます!

 

ここからは特別賞です。つまり、ここまでは僕の主観、ここからはさらに僕の主観ということです。

 

 

バランサー賞:『ゴテルと呼ばれた魔女』作者:円柱


ラプンツェルの二次創作、原作だと悪者だった魔女ゴテル視点での話でした。

僕の中ではキングダムハーツ3でやたら強かった敵キャラのイメージです。


シリアスとほっこりのバランスがすごい。結末が決まっているからこそ、薄氷の上の幸せ、その尊さがさらに引き立って、いやぁエモかったです(笑)


それと文章もくど過ぎずあっさり過ぎずで、ここでも作者さんの力量が伺えましたね。すげえ考えて書いてるんだろうなぁ。


続きが楽しみです!

 

 

1番心をエグられたで賞:『手を繋いで歩きたいだけ』作者:蒼野夢華

 
いわゆる都合のいい女、とずるい男の話。いちいち描写が生々しくて削られました(笑)


駅で男を待つ間、道行く人たちへの主人公の独白があるんですけど、そこで孤独や疎外感を間接的に表現するのがすげえなぁというところでした。


さみしい、つらい、そう書けば簡単ですけど、安易にそうしないのがいいですなぇ、これぞ小説。


あとは、ホテルの部屋に向かうまでの微妙な距離とか、着いてからの男の態度とか、実に生々しくてギクリとさせられました(笑)


これは男性読者はみんなギクッとするんじゃないでしょうか?(笑)

読むのに気合いがいる作品でした!続きが楽しみです。

 

 

確かな知識の土壌に支えられた変態性賞:『ろりろぼ』作者:ネナロ

 

 

ロボットが当たり前になった近未来、大手の台頭でピンチを迎えた店を救うために小学生向けのロボット教室を開催するという話でした。


すごいのきたな、と思って読んだらめちゃくちゃしっかりしててビビりました。今はロボットによる自動化が叫ばれる世の中ですし、身体の一部を機械で代替するっていうのも増えてます。


最近だと乙武さんがそんなことしてニュースになってましたね。パワードスーツ装備のお年寄りが普通になるだろうというような話もよく耳にします。


そんな時代の流れをしっかり世界観に落とし込んだ上で「ロリ」が出てきてかなり混乱させられました(笑)

あ、こう料理するのかと(笑)

 

作者さんは多分仕事のできるビジネスマン。だけど内に秘めた変態性を周囲にひた隠しにしているのだろう。そんなふうに思わせる作品でした。

 

 

以上です。

今回は好みの作品ばかりで、すべて読むのにめちゃくちゃ時間がかかりました(笑)

全部の小説を紹介しきれないのがもどかしいですが、いい作品ばかりでビビりました。

 

最後に、応募してくださった先生方、楽しい時間をありがとうございました。

【2019年5月】ほろ酔いの時に読みたい オススメなろう小説ランキング レイティ杯

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こんにちは。ほろ酔いのレイティです。


お酒が弱いので年に数回しか飲みませんが、今日は仕事がひと段落つく日だったので、絶対飲もう!と決めていました。


そこで何をツマミにしようか考えたとき、天啓。

 

というわけです。

応募してくださった20人の先生方、ありがとうございました。

 

さっそく結果発表です。

 

第3位:『Evil Revenger 復讐の女魔導士 ─兄妹はすれ違い、憎み合い、やがて殺し合う─』作者:MST


なんか、すっごいの読んじゃったな……って感想でした(笑)


正直、酔いが覚めました。スマホにかじりついて一気に読みした。


この作品のキャラクターって、すごく生々しい自分勝手さがあります。

漫画やアニメ的なステレオタイプな勝手さじゃなくて、必死さから来る自分勝手さ。


そこがこの作品のいちばんの魅力だと感じました。こりゃーすごい(笑)


特に主人公の兄妹は自分を取り繕えないほど目の前のことでいっぱいいっぱいで、綺麗事なんて言ってる暇がない。

そんな二人から目が離せませんでした。


どうやったらこんなキャラ書けるんだろ(笑)

この作者さんは天才。いつか僕もこんなキャラクターを書いてみたいです。

 

一体、作者さんはどんな壮絶な人生を送っているのだろう、そんな疑問を抱きつつも、いやー満足満足。僕にはガッツリ刺さる作品でした!

 

 

第2位:『栞の道しるべ』作者:藍葉詩依


ヒュー!これぞ青春小説、こういうの待ってた!!こういうの読みたかった!

 

読後感の爽やかさが半端じゃないです。こういう話好きだなぁ。

作者さんの美しい感性の醸す透き通るような世界にどっぷり浸かれました。登場人物たちの持つ深い愛が淡く表現されていて、なんだか優しい話でした。


木漏れ日の差す森の中をゆったりと歩いているような清々しい満足感。これはエモい。エモすぎる。


仕事がひと段落ついたらと思ったらいきなり明日出張になってしまったけど、この作品のおかげで頑張れそうです。

 

そんな元気をくれるステキな作品でした!

 

 

第1位:『拝啓、もう一人の私が、あの人と幸せに暮らしますように。』作者:うみのまぐろ


作者、タイムリープしてね?と思わずにはいられない作品でした。

作者さんはきっと未来人でしょう。間違いありません。


小説で初めて泣きました。こんなに人を震わせる文章が書けるなんて本当に羨ましいです。


まずタイトルに目を惹かれました。日本語っていいなぁって思わせる美文ですね(笑)


75年間もの間、日々ますます募る想いを抱え続ける、考えただけで苦しくなります。


美しく綴られた情景描写と、登場人物たちが置かれた状況の悲壮感、その対比が狂おしいほどに僕の胸をえぐりました。


この企画をやって本当に良かった。この作品に出会えたこと、この作品を生み出してくれたことにただただ感謝です。


そして、あーーー!!!僕もこんな恋愛がしたいなぁー!!!ってなりました(笑)


最後に、書籍化したら教えてください。ずっと本棚に入れておきたいので。

 

 

という結果でした。


いやはや、飲みながら小説を読むっていうのもなかなか乙なものですね。

 

おかげですごく美味しくお酒が飲めました。こんなに美味しいお酒なら、またすぐに飲みたくなります。


お酒が好きな人の気持ちがようやくわかったような気がします。これは楽しい(笑)

 

一位のうみの先生にはamazonギフト券500円分をプレゼントするので、後でDMしますね!


入選しなかった作品も楽しみものばかりでしたので、感想欲しい!という方は遠慮なくおっしゃってください。


最後に、応募してくださった先生方、楽しいひと時をありがとうございました。


また、別の企画でお会いしましょう。

 

 

※今回は酔っ払っているので特別賞はなしとします

 ※もし楽しんでいただけたならシェアしていただけると嬉しいです

 

【2019年5月】ベストエピソード オススメなろう小説 レイティ杯 結果発表

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※注意!!! とある一人のクレイジーな作家のせいで、この記事には食事中の方には適さない表現が含まれております。そう、あなたですよ。わかってますね?

 

こんにちは。岡春レイティです。

ロクにSEO対策をしていないこのブログに来てくれたあなたには前置きは不要かと思いますが。

 

   

というわけです。応募してくださった30名くらいの皆様、ありがとうございます。

さっそく結果発表に移ります。

それと、最後に大切なお知らせがあるので、お時間ある方は見てみてください。

 

第3位: 『アブノーマルでも普通のお嫁さんになれますか?』1-1~1-4

作者:赤ての

 

ひとつの話を主人公視点とヒロイン(達)視点で交互に繰り広げる、レコードのような話し作りがまぁー面白い。

同じ話を2回やるなんて、いかにもくどくなりそうなところをうまくまとめていらっしゃって、こりゃすごいなと。

 

それを成立させてるヒロイン達の2面性、主人公から見えているA面と本性のB面、それぞれめちゃ濃くて大変よろしいです。

ヒロインに首輪をつけるシーンには作者さんの強烈なフェチズムを感じずにはいられませんでした。僕も新しい扉が開けそうでした。

 

これからがすごく楽しみです。早く続き書いてほしい……な作品でした。

 

第2位:『こちら異世界転生研究所
〜異世界転生の現実の希望的観測〜』Another5 "嘘"の世界1~5

作者:黒鼠

 

いろんな世界に転生する話の中での、『嘘』が許される世界でのエピソード。

話し自体は淡々と進んでいくんですが、最後に話を二点三点させるのがしてやられた感があっていいですねー。

 

この作品の大枠の中でこその面白さと、この一連のエピソードだけの独立した面白さを両立させてる点に脱帽しました(笑)

これはなかなかできない。まずキャラクターで引っ張って、それから世界観を出すという流れがすごくスムーズでびっくり。

この作品の特性上、何度も世界観を説明する必要があるからこそなんですかね?こりゃすごい。

 

実は2回くらい読み返しまして、そうするとすごく話自体は短いことに気付いてビビりました。

それなのに世界の奥行と、キャラクターの魅力にがっちりやられました。いやはや、流石でした(笑)

 

ちなみに、エイネはもう出てこないんでしょうか……。

 

第1位:『pianissimo-ピアニッシモ-』第三楽章 5 告白

作者:伊勢祐里

 

女子高生ふたりの会話が中心の話でしたが、親しいからこそのもどかしさと美しさを感じさせる名エピソードでした 。

 

まず、心が洗われるような美しい文章にビビりました(笑)

冬の冷たくて澄んだ空気と、それに包まれた二人のやりとりが醸す雰囲気がめちゃくちゃきれいだなぁ、と。

 

今までの話は一切読んでいないのに、この二人が積み重ねてきた時間と感情がしんしんと伝わってきて、胸が詰まる思いがしました。大変エモいです。

 

いやぁ、この企画やってよかったです(笑)

まさに僕が求めていた作品でした。

 

それと、情景描写ってこうやるんだなと、一人の作者として勉強にもなりました。

カギが地面に落ちて、それを拾う。たったそれだけのことなのに、文章ひとつでここまで伝えられるのかと、そんな小説の良さが詰まっている作品でした。

 

以上、ベスト3でした。

ここからは特別賞ですが、今回はひとつだけです。

 

ファッキンクレイジー賞:『糞』 

作者:京野うん子

 

ただでさえ閲覧数の少ないこのブログの門戸を狭めた戦犯の作品。

ほんと許しがたいのに面白いという悔しさ。この記事の中にピアニッシモと糞が並ぶことに戦慄さえ覚えます。

 

学校のトイレをめぐる群像劇、なんでしょうかこれは。僕にはわかりません。

ホラー、恋愛、ギャグ、どんなジャンルにもカテゴライズできない。これは「うん子」という新たなカテゴリーです。

 

トイレットペーパーが韓国のりになるシーンで笑った自分を、ちょっと嫌いになりました。

僕はこんなことを書くためにブログを書き始めたわけじゃありません。

ですが、この作品は文句なしの面白さだと認めざるを得ませんでした。

 

という結果です。

 

選考はめちゃくちゃ迷いましたが、今回はそのエピソードだけでの独立した面白さにフォーカスしたランキングだったので、泣く泣く削った作品ばかりでした。

 

どれも掛け値なしに面白い作品ばかりだったので、また別のランキング募集の時にぜひ応募してください。そのときはもっと深く読むので!

 

そして、今後のランキングについての大切なお知らせです。

・一位には景品を出します

・景品はAmazonギフト券500円分です

・ツイッターのDMで送ります

・ブログ内に広告を表示します

・その収入が増えたら増えた分だけギフト券の金額をUPします

・ブログの運営費(サーバー代等)以外は全部還元します

 

と、いいますのも、僕は小説を書く中で

「これがちょっとでもお小遣いになったらいいのになぁ」

「そしたら絵師さんに依頼とかできるのになぁ」なんてよく思うからです。

 

絵師さんも作家さんもクリエイターです。

世の中に新しい価値を創造する彼らに、少しでもインセンティブが入れば楽しいんじゃないかなぁと常々思っております。

 

 僕の知り合いのイラストレーターさんや作家さんも、バイトを掛け持ちしながら作品を仕上げているそうで、せっかく技術がある人がバイトでヘトヘトになってしまうのは、なんとも世知辛いなぁというところです。

 

そんな方が、バイトのシフトを一日でも二日でも減らせるようにできればと思っておりますので、皆さんもよかったら時々ブログを見に来てくれると嬉しいです。

 

まだ広告表示の審査も通っていませんが(笑)

絶対に実現させるので、よろしくです。

 

最後に、応募してくださった作家の皆さん。楽しい時間をありがとうございました。

 

【2019年5月】第ニ回 オススメなろう小説ランキング レイティ杯結果発表

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こんにちは。

早くも第2回 なろう小説レイティ杯の結果発表です。

といいつつ、なろう以外の作品もOKなので、いきなり名前の設定ミスを少々後悔しております。

 

今回はかなり時間を絞って募集したので、応募総数は25件でした。

しっかり読んで判断したいので、これくらいがちょうどいいなぁというところです。

 

ブクマ数やptは一切見てません。純粋な内容のみで今回もランキングを付けていきます。

さっそく3位から見ていきましょう。

 

 

第3位:『ダイサリィ・アームズ&アーマー営業日誌〜お客様は神様ですが、クレーマーは疫病神です!〜』 作者:朽縄咲良

 

カスタマーサポートからスタートしたストーリー自体もめっちゃ面白いですが、

何よりも特筆すべきは取締役の美女マイスの表現。とにかく美しい、説得力のある美しさの描写力がすごい。もしかして作者さんの隣にマイスさんいるの?

いるんだったら小説書いてる場合じゃなくない?どこか出かけておいでよって気分になりました。

 

いやほんと、とにかくめっちゃかわい美しいですマイス様。結婚したい。

挿絵とか入ったらなぁ、なんて一瞬思いましたが、この作者さんの描写以上のものを表現するって相当大変でしょうねぇ(笑)

ヒロイン描写に日々悩んでいる僕としては、非常に参考になったとともに、作者さんの力量に嫉妬できぃ~ってなりました。

 

これからもずっと追いたくなる作品です。これはおすすめ。

そしてしばらくは女性キャラを書くときはこれ読みながら書きたいと思います(笑)

 

 

第2位:『異世界対応婚活システムを使ってみたら』 作者:七戸光

 

結論から言うと、男キャラにときめいてビビりました。人生で初の体験をさせられて少々動揺しながらこの文章を書いています。

それ以外にもいいなと思ったポイントがいくつかあるので、3つに絞って紹介します。

 

⑴男キャラが、可愛い

まずこれ、ビビった。

知り合って、マッチングアプリ上でやり取りしているときは「こいつやべえ!」って、

同じ男として思ってしまったようなヤツだったのに、実際に会う場面まで話が進むと「かわいいじゃない……」ってなりました。

新しい扉を開きかけた自分、いや、開かせた作者のセンスに脱帽。まんまと術中にハマりましたね。

 

⑵細かい描写

しぐさとか、料理や化粧といった部分の描写がすごい。食事って異世界モノでは文化の違いを示す大切なポイントだと思うんですけど、そこをしっかり押さえててすごいっす。

 

個人的には第一話冒頭の

>そして彼の仕草や気遣い方で、ああ、子どもが出来たんだなと思った。

これで「あ、これ面白いだろうな」って一気に期待が高まりました。

 

⑶設定の出し方が親切

主人公・美和子さんの設定が小出し小出しなんですよ。

いろんな小説で、最初にババーっと主人公周りの設定が書かれていることって多いですけど、

この作品は必要な時に必要な情報だけ出てくるので非常に読みやすくていいですね~。

これはマジで見習いたいポイント。この作品の中で唯一僕がマネできそうなポイントでした(笑) 

 

以前、一度だけマッチングアプリを使って女性に会ったことがありますが、

解散した直後から連絡が取れなくなりました。

一体どのアプリを使えば美和子さんに会えますでしょうか? お返事お待ちしております。

 

 

第1位:『徒然ww』 作者:京野うん子

 

まず、リプ欄に来た時に「やばいのが来た」と思いました。もう説明、いる?って感じですよ。

徒然草の文言を抜粋し、それを超現代語訳したような現代のストーリーを楽しめるという狂った作品。そんでそのストーリーも面白いという奇跡。

 

小説を通して学べるっていうのはほんといいですね、それにしたってこの題材よ(笑)

オンリーワンさがすごい。これって書籍化してるのかな?絶対したほうがいいでしょ。

 

作者の圧倒的教養を感じさせる作品、この世界でこれを書けるのはうん子さんだけでしょう。

そんなオンリーワンパーソンを擁する我が国の未来は明るい、そう思わずにはいられない作品でした。

 

それにしても、どうしてこれを書こうと思ったのかいつかインタビューしたいです。

きっとこういう人がイノベーションを起こすんでしょうね。

 

 

という結果でした。ほんと、出るわ出るわ(笑)

みんな持ってますねぇ。

 

ここからは特別賞です。

 

この作品のファンは幸せで賞:

『魔法少女になれたなら』 作者:倉橋美紅

 

150話近くあるのにほぼ半分に自作の挿絵が入っている、愛と情熱が凄まじい(笑)

どの業界でもトップの人たちは口をそろえて「質が量を作る」と言いますが、まさにその通りの人物に出会えた気分です。

 

 

これからの時代、作り手と読み手、受け手のつながりが一つのテーマになると思いますが、

そういう意味ですごく強いな、そしてこんなに作者から愛された作品のファンは幸せだろうなと思わされる作品でした。

 

 

闇深すぎて昼過ぎのスタバで絶句させられましたで賞:

『憧れだった元同級生奴隷として売られていたので買って調教した』

 

とにかく描写がエグくて救いのない話で、僕の心の力がゴリゴリ削られる作品でした。なのに不思議と読み進めちゃって、新しい自分に出会った気分です。

読み終わる頃には、ダークモカチップフラペチーノのトールサイズを飲む気が失せて実家のチワワの写真をしばらく眺めていました。

けどエグいだけじゃなくて、どこかアジアの混沌とした雰囲気を感じさせるような仄暗い世界観もいいなと思ったポイントでしたね。

 

読み終わる頃にはザケルもコポルも撃てないくらい疲弊しますが、僕は好きです。

ただ、乳首にマッチ針刺すのは本当勘弁してください……。

 

 

という結果になりました。

尖った作品待ってますとは言いましたが、想定をはるかに超えるものばかりで驚きましたねぇ(笑)

今回受賞を逃した方もまたぜひ応募してください。初回応募は3話まで、2回目は10話まで、3回目は20話まで必ず読みますので。

 

次は、なろうならpt~以下、~以上とか、ジャンル絞りでもやってみたいなぁなんて思ってます。

 

応募してくださった先生方、楽しい時間をどうもありがとうございました。

それでは。

【2019年5月】第一回 オススメなろう小説 ランキング レイティ杯結果発表

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なろう小説が、読みたい。

というわけでツイッターで募集しました。

応募総数66件でして、全部基本的に3話まで、気に入ったものはもっと読みました。

まず、みんなレベル高いですね、ビビって筆を折りたくなりました。

 

その中からトップ3と、他にもオリジナル賞を付けました。

お時間ある方はぜひ見ていってください。

 

第3位:ありあけの月 作者:香居

正直、こういう歴史モノって苦手です。特に日本史がもともと苦手だったもので……。

にもかかわらず、こちら『ありあけの月』を選んだ理由は2つです。

 

⑴文章が美しいかつ読みやすい。読みやすい。なんで?(笑)

知らない単語がバンバン出てくるのにスラスラ読めました。

月並みな感想ですが、日本語って、いいなぁって思わされる文章でした。

でも決して気取っていなく、シンプルな構造の文ばかりなんですよね、これほんと凄い。

これは作者さんの文章力と、後述する二つ目の理由だと思います。

 

⑵滲み出る作者さんのホスピタリティ

毎回あとがきで用語解説してくれるんですよね、これ以外とやってる人少ない。というかできないんじゃないかと思いました。

というより、少なくとも僕はできないですね(笑)

けっこうジャンルを選びそうな小説を書いていると、僕なら「まぁこの小説を読む人ならわかってくれるだろう」という甘えが出ます。

でも、この作者さんには多分それがないんですね。それがすごい。

 

苦手なジャンルですが、今後も応援したいと思います。

そして余談ですが、この作者さんは絶対リアルで縁の下の力持ちタイプで、周りの人から重宝されているはずです(笑)

 

第2位:水鏡の夢~水たまりの向こうは異世界でした~ 作者:榊真冬

王道の異世界もの、だと思って読んだんですが……まず驚きました。

異世界に行くとき、行った直後、心底「こわい」と思わされたからです。

 

世にありふれた異世界転生&転移もので、ここまでぞっとさせられたのは初めてでした。

始まりは親友との他愛のない会話、話題もほんとしょーもないんですよ(笑)

そこからの「無表情」に、まず本気で背筋が凍りました。これはすごい。

 

そして、この作者さんここからさらに恐怖描写重ねるんですよ、ほんと変態。

異世界に飛ばされてから、周囲の「静けさ」で違和感と恐怖を表現してるんです。

普通なら通り過ぎてしまいそうなさりげない描写を、「おかしいぞ」と読者に振り返させる、テクニカルな変態ですよ。

 

そこからのエルゼの登場で一気に読者を安心させる。本当に人の心をもてあそぶのがおすきなのね、あなたって。

緊張と弛緩、こうして書くと簡単そうですが、ここまで見事にやられたのは久々で、痛快でした。

創作物って、やっぱり人の感情を揺らしてこそなんだなぁと思い知らされました。

きっと作者さんはリアルでは名のある変態なんでしょう。末恐ろしいことです。

 

第1位:B級能力者相談所〜だから電気代を払う前に家賃を払いなさいって言ったでしょ!!〜  作者:あきらさん

初めてです。あらすじで爆笑したのは。

 

>ブルーハワイの赤スーツを追って行った、相談者の黒川 桃子。

>彼女を追跡する為に、サテライトキングダムの柳町 新右衛門珍探偵が出動!

>果たして追いつく事が出来るのか!?

 

なにこれ、もう意味わかんないくらい笑いました。勢いで笑うわこんなん。あきらさんはリアルでは間違いなく人気者。

次の話でもブルーハワイが出てきて、もうなんなの。

ていうか友達になりたいのでフォローしてもいいですか。

 

そして絵もいいですね、作品の雰囲気に合っているし、絵がないところも絵が浮かんでくるので読みやすかったです。

いつかあきらさんには漫画を描いてほしいなぁと思いました。

 

という結果でした。言い忘れましたが、ポイントやブクマ数は一切見ずに評価してます。僕の好みです。

そして、ここからは特別賞受賞作品です。

 

このセリフ回しは天才のそれで賞:

アリスは外の世界へ行きたいようです 作者:@シロエ

時々出てくる芝居がかったセリフが非常に、非常によろしいです。

童話モチーフを活かしてますね、こりゃすごい。なかなか真似しづらい、というか僕には絶対書けないです(笑)

 

農業をすることがあればこの人に連絡したほうがいいで賞:

農協異世界へ行く〜ジャガイモ救国伝〜 作者:メガニッヒ

まずはこれを見てください。

漢字多すぎぃ!!!wwwwww

なんだこれ、と思って読み始めたらさらになんだこれでした。

 

いぶし銀の言葉の意味を心で理解できました。これを異世界モノでやるって本当にチャレンジャー。

一話と二話の最初でガッチリ土臭い世界観を作ったうえでのヘルサの登場、コントラストが凄まじくてビビりました。

 

なにより、今回読んだ中で、一番作者さんに会いたくなった作品でした。

 

そのままノベルゲームにしたいで賞:

追憶のアステリズム 作者:ルン

なんというか、白い糸と黒い糸を紡いで一本の作品にしてるような印象の作品。

主人公の独白は軽いも若者のノリが基本だけど、時折醸しだされる『不穏さ』が、いい。すごくいい緊張感を生んでる。

作品全体を包むこの不穏な雰囲気がとにかく読ませる。

これが初作品とは、なろうの懐の深さを感じさせる一作。

 

言葉にできないのに惹きつけられちゃう賞:

モノクロとカラフル 作者:るい

この作品の魅力は直接読まないとわからない。わからないけど、伝わる人にはとても深く刺さる作品なんだろうと思いました。

正直、話はよく分からないのですが、不思議と全部読んでしまいましたし、これからも追っていきたいと思える、ある意味こわい作品でした。

 

言葉を使う仕事に就いている僕ですが、この作品の魅力は言葉にできませんでした。

 

 

以上。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

全ての作品に目を通しましたが、どれもレベル高くて、同じ作者として嫌になりそうでした(笑)

今後も不定期で実施するので、よかったらお付き合いください。

 

それと、この結果に納得いかない方がいればなんなりとお申し付けください。

3話目じゃあ自分の作品の魅力は伝わらない、という方もいらっしゃると思います。

そういうことであればその続きもちゃんと読んでまた選考しますので、どうぞよしなに。